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先輩のインタビュー:椿 竜太朗さん(世界青年の船) – 日本青年国際交流機構(IYEO)

先輩のインタビュー:椿 竜太朗さん(世界青年の船)

事業応募時の年齢 : 29才(会社員) 

事業に応募した動機は何ですか?

事業に応募した動機は3つです。
1.地球規模で物事を考えるきっかけを作るため
2.思い描くキャリアに対して自信を持つため
3.ヒト、組織の可能性を最大限に広げる機会を作るため

年齢や経歴、価値観が異なる11カ国の青年たちと「何を軸として大切に生きているか」について話し合いたいという思いから本事業に関心を持ちました。本事業との出会いは大学院修了後に社会人として数年が経ったちょうど2年前、参加した青年たちの帰国報告会に参加したときのことでした。これまでの人生で国際交流を経験したこともなく、居心地が良い環境の中で生活してきた私にとって直感的に本事業へ参加したいと思ったことを今でも覚えています。コンサルタントとして成長機会に恵まれる環境に身を置くことに満足する一方で、将来的に多様性のある環境にて「人材育成」への次なるステップへ進もうとしているタイミングを見定めて実際の応募に至りました。

事業に参加してどんな事を感じましたか?

「発信することの大切さ」

当初は英語への苦手意識がありましたが、周囲やいつも背中を押してくれる海外参加青年からのエンパワーメントによって自ら手を挙げ、挑戦する機会を得ることができました。

実は船上で必ず1つやり遂げたいことがありました。それはヨガのクラスを開催することでした。私にとって、ヨガは生活の一部です。そのヨガを通して、自分自身を内観する大切さを知りました。本事業は日本を含めた11カ国の青年たちと約40日間を衣食住共にする刺激的な研修プログラムです。ただし、船上という閉鎖的な空間になると想定してました。その環境下で、「今、この瞬間」という個人の時間を作り、癒しまたは新しい気づきを得る環境を作り上げたいという思いがありました。結果的に、星空の下で行う少人数クラスから240人に向けた瞑想のクラスまで開催することができました。自分から発信し、環境を提供し、思いを実現することの大切さを学びました。今後はヨガを通して、発信し、伝えることを社会貢献活動として関わっていこうと考えています。

事業での経験はあなたの人生にどのように影響していますか?

「今の自分に自信を持つことができる」

海外の参加青年たちと関心のあるテーマから普段全く考えることないテーマを学び話し合い、自分なりの回答を出すことができました。全ての内容が完璧に理解できたかといえば理解はできていません。しかし、理解する過程から学びがありました。自分ならどのように考えるかという当事者意識の芽生えや相手の考えを正しく理解するための姿勢や尊重などがあります。居心地の良い環境から一歩踏み出し、多様性のある環境下で「自分とは何か?」ということを考える場面に毎日直面します。日々それを繰り返すうちに考える習慣が身に付き、自分なりの色を出せるようになりました。結果として、自分自身に自信を持つことができました。

応募を考えている方へのメッセージ

「一歩踏み出すタイミングは気づいたとき」

私自身、社会人になってから本事業を知りました。会社で休暇を取得するための交渉や英語への苦手意識などの壁はありましたが、直感的に挑戦してみたいと思った素直な感情を胸に一歩踏み出すことが出来ました。一歩踏み出すタイミングに遅いも早いもありません。居心地の良い環境から一歩踏み出し、今この瞬間を大切にして視野を広げて欲しいです。

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