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先輩のインタビュー:四十詩歩さん(世界青年の船) – 日本青年国際交流機構(IYEO)

先輩のインタビュー:四十詩歩(世界青年の船)

事業応募時の年齢 : 26才(会社員) 

事業に応募した動機は何ですか?

社会人4年目頃から業務に追われる日々が続き、「何のために自分は働いているのか」という疑問や漠然とした違和感を抱くようになり、常識や固定観念といった「日常」から一度離れ、自分が「できること」ではなく「やりたいこと」に気付くための人生の内観をしたいと考えていました。
その際に、過去に友人が参加していた世界青年の船事業を思い出し、多種多様な価値観を持った同世代の青年たちと船上で寝食を共にするという世界青年の船の「非日常」の環境に惹かれ、事業に応募しました。

事業に参加してどんな事を感じましたか?

自分自身のことを知る難しさと大切さを感じました。
本事業に参加するまで、自分のことは自分自身がよく分かっていると思っていましたが、11か国・約240人の青年達が集まる本事業の環境下においては、これまで出会ったことのないような価値観や出来事に衝撃を受ける経験ばかりで、自分でも驚くほどの喜怒哀楽の目まぐるしい揺れ動きを感じることになりました。
日常生活では、仕事をはじめ、やらなければならないことが山積みで、感情は二の次にしていましたが、いざ目の前の出来事の一つ一つに対して、どう感じたのか、なぜそう感じるのかに向き合ってみると、いかに自分の知らない自分の価値観や思考の癖があるのかに気付き、自分自身への理解を深めることに繋がりました。
「こういう時に私はこう行動してしまいがちだな」といった自分に対する冷静な視点を持っておくことで、様々な出来事に心が乱されることが減るため、船上のような特殊環境だけではなく、不確実性が増す現代社会においても自己理解を深めることは、とても大切なことだと感じます。

事業での経験はあなたの人生にどのように影響していますか?

自分の帰属意識として「家庭」と「会社」に、新たに「世界青年の船」が加わったことで、視野が広がり、以前よりも「こうあるべき」ではなく「こうしたい」という自己のワクワクに正直に過ごせるようになったと感じます。事業参加前は、論理性や効率性を重視する「会社」の価値観に染まっていたため、あるべきルールに基づいて行動する効率的な選択をしがちでしたが、事業参加後は、事業を通して向き合った自己の内面やかけがえのない仲間を思い出すことで、効率重視になっている自分にブレーキをかけ、ワクワクするかどうかを判断基準に、様々な出来事を受け入れ、「非効率さ」も楽しめるようになってきたところです。

こうして事業終了後も「世界青年の船」が大切な軸であり続けているのは、弱さを含めてありのままの私を受け入れてくれる仲間に出会えた場であったこと、そして、新たな挑戦を全力で応援し、支え合う、刺激的かつ暖かい環境が続いている事業だからだと思います。

かけがえのない仲間や価値観に出会わせて下さった本事業に感謝すると共に、今後も事業での経験が人生に影響し続けることを確信しています。

応募を考えている方へのメッセージ

今の生活が1年後も変わらずに続いていると想像してみてください。その時の自分の姿にワクワクするでしょうか。
これは、事業参加を検討していた際に自分自身に投げかけた問いです。もし、心から「YES」と思えないのであれば、YESに近づくための一歩として、勇気を出して応募してみてほしいと思います。

世界青年の船事業は、あなたの可能性を広げてくれる場です!

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