#I am a peace warrior 第5弾 ノートルダム清心高校訪問

第45回東南アジア青年の船(SSEAYP45th)参加青年は、事後活動の1つとして折り鶴の共同制作を通じて平和作りに貢献しています。

これまでの活動:
#I am a peace warrior 第1弾
#I am a peace warrior 第2弾
#I am a peace warrior 第3弾
I am a peace warrior 第4弾

 

第5弾としての活動の概要を教えてください

今回は第2弾で紹介した、フィリピンの高校生が作成した折り鶴の一部を広島の高校の平和同好会P- stepに所属する学生に届けました。そこで東南アジア青年の船の紹介、#I am a peace warriorとしての平和に関するワークショップを行いました。

    

今回の訪問の経緯を教えてください

きっかけは、フィリピン高校生が5000羽もの折り鶴を作ってくれたことでした。私たちは、沢山の折り鶴を折ってくれたフィリピンの学生への感謝の想いを持つとともに、折り鶴を多くの人々に届け、平和への願いを繋げたいと考えました。その中で、広島出身でSSEAYP45th既参加青年の母校の高校生に興味を持っていただき、2019年10月26日に訪問することとなりました。

高校生との共同プロジェクトを通して考えたことを教えてください

今回の活動は、改めて平和について考えるきっかけとなりました。
高校生からの感想で特に印象的だったのは、日本の高校生とフィリピンの高校生の平和に対する考え方の違いです。広島の高校生は、原爆ドームを始めとした被爆建物が身近にあり、被爆者から話を聞く機会があるなど戦争について考える機会が数多くありました。その中でどうしても戦争の持っているネガティブな面を意識することがあるとのことでした。一方で、フィリピンの高校生のポジティブな気持ちに驚かされたという声もあり、過去を踏まえたうえで、これから自分達に何ができるのかという意見が出ていました。また、私たちにとっても、過去を踏まえたうえで、自分達がどのような役割を未来に担っていくべきなのかを考える機会となりました。

 

【参加した高校生からの感想】
「広島に住んでいると”平和”は戦争や原爆をイメージすることが多い。一方で、フィリピンの学生は折り鶴に”平和への願い”や”希望”を込めて送ってくれた。私も平和の持つポジティブな面にも目を向けていきたいと思うようになった」
「これまで平和についてたくさん勉強してきた。今度は、自分自身が平和を伝えられる人になりたい」

フィリピンから届けられた折り鶴は、高校生の手でどうされましたか?

今回折り鶴を渡した平和同好会のメンバーを中心として、同じ中学校の学生約500名と高校生の希望者に折り鶴を折ってもらい、フィリピンから届いた折り鶴と併せて千羽鶴を作成しました。作成した千羽鶴は、2020年2月9日に広島平和記念公園に献納しました。

 

 

 

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