日本青年国際交流機構 会長
長末 辰也
2022年4月より日本青年国際交流機構(IYEO)の会長に就任いたしました長末辰也です。2000年に内閣府主催の青年国際交流事業である「第13回世界青年の船」に参加して以来、多くの世代や事業を超えてIYEOの活動に関わってきました。IYEOの魅力は日本全国や海外に広がるネットワークを介した「多種多様な活動」と、それらを行っている「人」です。
とても魅力的で刺激に溢れた仲間たちと楽しく活動が出来る場所、失敗を許容してくれる安心安全な環境での活動は私にとってのライフワークとなっています。
IYEOでは引き続き活動の三大方針である「1.多様な交流で地域と世界の距離を縮めよう」「2. 次世代のグローカルリーダーを育てよう」「3.多様な関係者と協働し社会課題を解決しよう」を掲げ、日本全国にいるIYEOメンバーと共に外へ、未来へ、楽しくをテーマに活動してまいります。
昨今の地政学リスク、テクノロジーの発展、コロナウイルス感染症などの影響で、世の中がかつてない速さで変化しています。殆どの方が数年前の働き方やコミュニケーションの取り方が大きく変わり、「人との交流」にも大きな変化が起きている事を肌で感じているのではないでしょうか。
IYEOを取り巻く環境も大きく変わり、活動の柱の一つである人材育成プログラムもオンラインでの開催を余儀なくされ、対面交流だからこそ肌で感じることが出来る参加者同士の化学反応や成長に触れることが出来ないのは非常に残念です。
一方で、オンラインだからこそのメリットもあり、場所に捉われず非常に多くの国や地域からの参加が増え、多様性に富んだ参加メンバーが非常に目立つようになりました。
今まではなかなか地方には情報が届きにくかったり移動コストがかかるため参加しづらかった方々が、オンラインで参加できることによって居住地域に捉われず参加の機会を得ることができるようになった事はとても大きな良い変化だと言えます。
様々な環境の変化に適合するためにIYEOも改革を進めており、今までの「同窓会組織」としての活動とその強化に加え、今年度から「社会貢献活動の育成」に力を入れます。
また、多くの人に魅力的なIYEOの活動を知ってもらい、それらの活動に一緒に関わってもらえるようにステークホルダー目線での「活動情報の発信」に取り組んだり、効率的で効果的な組織運営を行うための「DX推進」に取り組みます。
IYEOメンバーとの活動は楽しい、IYEOの活動は刺激が得られると感じてもらえるよう一層の活動に励みますので、皆様のご理解とご協力をよろしくお願いします。
2022年4月
日本青年国際交流機構(IYEO)
会長 長末 辰也