『「地球の健康」を共創する プラネタリーヘルス・リーダーシップセミナー ~ポストコロナ時代にSDGsのその先へ向かう次世代のためのパーパス思考と価値共創~』 第2回 思考編:社会貢献したい!~プラネタリーヘルスと地球憲章~

8月22日㈰(14:00~16:20)に岡山大学上席副学長の横井篤文氏を講師に迎え、オンラインセミナー『「地球の健康」を共創する プラネタリーヘルス・リーダーシップ セミナー~ポストコロナ時代にSDGsのその先へ向かう次世代のためのパーパス思考と価値共創~』の第2回『思考編:社会貢献したい!~プラネタリーヘルスと地球憲章~』を開催しました。

※当セミナーは、全3回で開催される連続オンラインセミナー(第1回:8月8日㈰、第3回9月5日㈰)。第2回には、IYEO会員の皆様だけでなく、中高生から社会人まで合計25名が参加。

【当日の様子】
 第2回『思考編:社会貢献したい!~プラネタリーヘルスと地球憲章~』では、第1回で学んだ自己理解を社会貢献に結びつけるための思考方法を学び、なんのために社会貢献をするのかに対する考え方を学びました。

 今回のキーワードはテーマにもなっているように、「プラネタリーヘルスと地球憲章」の二つ。一つ目のプラネタリーヘルスとは、地球の健康。地球と人類が共生する前提で、地球規模の課題の多くは、人間の健康と環境変化との間にある重要なつながり、因果関係にある。そのため、課題解決のために必要な視点を「人類」だけでなく。「動物・生態系」そして「地球」に当てることが欠かせないこと。二つ目の地球憲章とは、2000年に決定された持続可能な未来のための価値や原則を明らかにしたもの。地球憲章の前文には「自分たちは素晴らしい多様性に満ちた文化や生物種と共存するひとつの人類家族であり、地球共同体の一員であるということを認識しなければならない。…(中略)未来世代に対して、責任を負うことを明らかにすることが必要不可欠である。」とあり、人類・文化・生態系は地球で共存していることを認識し、未来の人類・文化・生態系に対して、責任を持つこと。
 プラネタリーヘルスと地球憲章を知った上で、講演で横井氏が説かれた「今あるものをありたい姿につなぐ」を解釈すると、『今あるもの=現在の人類(個々人)・動物・生態系・地球』を『ありたい姿=未来の人類(個々人)・動物・生態系・地球』に繋ぐことと解釈しました。「人類・動物・生態系・地球」というメタ的な視点を常に忘れてはいけない。個々人の成長や個々人が行う社会貢献活動にもこの視点は欠かさせないものとなっている、と学びました。

 社会貢献とは、よりよい社会を作るための行動であるが、どれか一つだけの視点で社会貢献するのではなく、「人類・動物・生態系・地球」視点での社会貢献が求められている。人類のための社会貢献は、もはや求められておらず、プラネタリーヘルス(地球の健康)を前提とした社会貢献活動が求められているのであることを実感しました。
 第1回で学んだように個々人で自己を見つめること、第2回で社会貢献活動をするために大切な思考、プラネタリーヘルスと地球憲章を学びました。最終回である第三回『行動編:共育共創したい!~エンゲージメントとインナーブランディング~』では、自己成長と社会貢献のための思考を行動・実践し、仲間・組織を巻き込み、強く広げていくために必要となるキーを手に入れることが楽しみです。


【本セミナーの概要】
 本セミナーは、とりわけミレニアル・Z世代の社会人、学生を対象としています。これらの次世代は「デジタル・ネイティブ」あるいは「SDGsネイティブ」とも呼ばれ、今後のサステナブルな世界やマーケットおよび組織内での中心的存在として注目されています。ミレニアル・Z世代は、2025年には世界の労働人口の75%に達し、国内においても労働市場のおよそ半分以上を占めると予想されています。その一方で、日本国内の社長の平均年齢は約70歳であり、諸外国と比して経営層と次世代間の価値観や指向性などのギャップが大きい状況にあります。こうした組織内で、ミレニアル・Z世代がSDGsに関わりながら、2030年のその先へ向かって「自己成長」と「社会貢献」をいかにしていくのかについて、横井氏にお話しいただきます。

【セミナー日時】
③第3回 9月5日㈰ 13:30受付、14:00開始、16:00終了(予定)
「地球の健康」を共創する プラネタリーヘルス・リーダーシップ セミナー~ポストコロナ時代にSDGsのその先へ向かう次世代のためのパーパス思考と価値共創~
『行動編:共育共創したい!~エンゲージメントとインナーブランディング~』
https://iyeooywglocalleaderprojectsemina3.peatix.com/view

【グローカルリーダー創出プロジェクトとは】
地域の若者にOne Young World参加やメンターとの活動を通して、地域・⽇本全体を活性化するために、IYEO ネットワークや地方自治体や地元企業との連携し、⽇本独⾃の地域課題を解決し社会変⾰を起こす、またその解決⽅法を地域から世界に発信するグローカルリーダーを育成するためのプロジェクトです。今年3月の説明会後、IYEOから立候補を募り、グローカルリーダー(GL)が1名選出されました。現在、GLはアクションプランを作成し、One Young World 2021の参加に向けて準備中です。本プロジェクトは「IYEO育成ファンド助成事業」として実施するものです。

主催:グローカルリーダー創出プロジェクト

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