LINEスタンプ制作秘話

コミュニティ運営の中で広報と会員のコミュニティエンゲージメント(愛着心)向上は大きな悩みの種であると感じています。今回はその両方に効果的(かも!?)という視点でLINEスタンプを作ってみようと思い立ち、その制作秘話をご紹介します。

以前から制作についての話は上がっていたのですが、たまたまメンバーの中に仕事でLINEスタンプ制作プロジェクトに関わった方がいたので、そのメンバーを中心にスタンプ作ろう!という事でプロジェクト化しました。ひとまずテスト的な意味合いもあって、「世界青年の船」事業出身のIYEO会員に向けてメンバー募集をかけ、最終的に集まったのが私含めて6名。一人が制作経験者のプロジェクトリーダー、広報メンバーから一人、そしてイラストが描ける3名という布陣になりました。スタンプを作るにあたって重要視したのが、当たり前ですが「使いやすさ」です。やはり普段のコミュニケーションのなかで使ってもらわないと意味がないので、売れ筋のスタンプや言葉を研究し、会員からも声を集めて60個ほどの言葉やニュアンスを候補として集めました。なかなか楽しい作業でしたが、使う場面がイメージしづらく、この言葉からスタンプを想像するのが難しかったです。

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集まった言葉をもとに、LINEスタンプのイラストに関する制限にかからないようにラフ画を3名のイラスト担当メンバーに描いてもらい、やっとスタンプらしくなってきた時はメンバーみんなで「おぉー」などと興奮したのを覚えています。ここでの課題は、言葉のイメージとイラストとのギャップ。3名の描くイラストはどうしてもテイストが違ってくるのでイラストから伝わるメッセージにもギャップが出てくるものをどうするかという事でした。話し合いの結果最終の仕上げは一人にやってもらう事にして、他のメンバーはスタンプを使うユーザーの目線から何度も微調整となる色合いや細部に関わるコメントを蓄積し、それを反映してもらう形でようやくイラストが完成しました。出揃った時にはとても嬉しかったです。

イラストが全て揃ったら、次はいよいよLINEスタンプへの申請です。スタンプ以外にも説明文やアイコンなどを用意しての申請が必要でしたが、申請してから数日で回答が戻ってきました。難しいのは、NGとなったイラストの何が悪いのかのコメントがないため、こちらでNGの理由を探さなければならないということです。幸いNGとなったものが英語のスペルミスだったため、それを修正して再申請を行い無事許可が下り、LINEのスタンプストアに並びました。単純に自作のスタンプが出たという事が嬉しかったですし、会員からのスタンプに対しての評価も上々でしたので、各々の空き時間で制作したので数カ月のプロジェクトとなりましたが、やって良かったなと思いました。当初の目標通り、このスタンプによって団体の活動広報に繋がり、また会員のコミュニティエンゲージメントが少しでも上がれば幸いです。

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