日本青年国際交流機構
     


平成20年度(第21回)「世界青年の船」事業

日本参加青年

中村 雅人(世界一周学校 校長)

「違い」を「あなたらしさ」と教えてくれた最高の体験
〜自分らしく社会や世界に貢献していく〜

僕が初めて海外に飛び出したのは、20歳大学3年生の時でした。 フィジーという南の島国へ辿り着いた僕は、そこで日本とは異なった生活・生き方をしているフィジー人たちと出逢い、衝撃を受け「もっと世界を見てみたい!」と思うようになりました。それからすぐ「世界青年の船」事業を知りました。

世界10か国以上・200人を超える青年と日本代表青年の一人として船に乗り、異文化交流を行うこのプログラムは本当に魅力的で、僕は意を決して大学を休学して参加しました。43日間船の中で、教育や異文化理解・環境についてなどのディスカッションを行い、クラブ活動を通しての異文化体験、それに加え委員会、青年たちが自らイベントを立ち上げることもできます。その環境は、まさに世界学校でした。宗教・価値観・年齢・仕事・食など、様々な「違い」がそこには確かにあり、最初はもちろんその「違い」に戸惑い、違和感を覚えたりしたこともありました。しかし、それよりも「互いを理解し合いたい、仲良くなりたい」その想いがあることが「違い」を「面白さ」として考えるキッカケになり、自分の常識を広げてくれる新しい価値観になりました。言葉も英語が公用語となっている船上で、うまく想いが伝わらないことがありましたが、言葉よりも「伝えたい気持ち」と「理解しようとする気持ち」があれば、言葉だけでなく、笑顔・歌・踊りなど様々な手段で想いを伝えることができることも体験しました。

そして「世界青年の船」を降りた時に「世界は本当に平和になるかもしれない!」そう実感し、僕は世界一周することを決意しました。就職して3年働いた後に2年半をかけ、これまでに世界100か国を訪れました。現在その経験を元に、一人でも多くの人が「好きなことを形にしていく世界にしたい」と思い、キャンピングカーで日本全国を周る移動式「世界一周学校」を設立して世界一周の体験をシェアしています。

今僕が自分らしく社会や世界に貢献していくキッカケを創ってくれたのは、世界青年の船でした。きっとあなたもここから始まるキッカケがあるはずです。


国際青年育成交流事業

ドミニカ共和国派遣団での活動は、体験に基づいた学びや発見の連続でした。ダニーロ・メディーナ大統領を表敬訪問し、懇談の際に大統領が力説されていたのが教育の重要性でしたが、実際に教育現場を視察した後だったので、その熱意や信念に感銘を受けました。

また、日系移民の方々を訪問した時には、異国で和の精神を感じるとともに、悩んでいるより前に進むということを自らの人生をもって証明されている姿に心を打たれました。

澁井 惇(平成28年度 ドミニカ共和国派遣)

私は将来、高校教師としてグローバル人材の育成を行いたく、「グローバル人材とは。また、それをどう育成するのか。」を事業中に模索し続けた。

「発展途上の人であり続ける、どこへ行っても通用する人。」これが、本派遣を通じて得た一つの答えであり、まずは自分自身が精進していきたい。

森田 みなみ (平成27年度 ドミニカ共和国派遣)


日本・中国青年親善交流事業

「何事にも固定観念を持たない。」これが事業参加後に私が努めていることです。

事業に参加し、現地の様々な職種、年齢の人々と接することで、それまで抱いていたイメージとは違う「中国」を感じました。事業参加を通じて、両国の橋渡し役になりませんか?

富樫 悠(平成27年度)

イメージが先行してしまいがちな国ですが、現地での交流を通して中国人の人柄と温かさに触れ、テレビの報道と違った姿を知ると共に、日本代表として、様々な年代・立場・地域の人々との交流が二国間において重要な役割を果たしていると実感しました。

社会人で事業に参加した後、中国への探究心が深まり、中国留学を果たしました。あなたも、中国と日本の架け橋となる第一歩を踏み出してみませんか!

浦田 彩 (平成25年度)


日本・韓国青年親善交流事業

様々なバックグラウンドを持った同年代の青年との派遣は毎日が刺激的で、今でもかけがえのない財産です。

互いの文化や価値観を受け入れ合うこと、温かい気持ちを持って他者と接し、彼らの気持ちを理解することなど、多くを学びました。

富澤 明久(平成25年度)

受入が 15 回目だというホストファミリーは、これまでに受入れたときの写真を見せて、「私たちの家族が世界中にいることが、何よりの喜びで、あなたたちも今日から私たちの家族です。」と話してくれた父親の笑顔が印象的だった。改めて韓国人の温かさに触れ、胸が熱くなった。

菊池 つづら(平成27年度)


「東南アジア青年の船」事業

約2か月間のディスカッション、文化交流、ホームステイ、船上での共同生活など毎日の活動を通してASEAN 諸国の青年たちと仲を深め、彼らと交流する中でそれぞれの国の文化、価値観を知ることができました。

また、下船後の報告会で改めてプログラムを通して学んだこと、感じたことを振り返ることができ、今後の人生についてより広い視野で考えるきっかけになりました。

武田 有人(平成27年度)

「地理的には近い ASEAN 諸国ですが、文化や価値観が多様性にあふれています。」参加して肌で実感したことです。

11 カ国の青年が一つの場で生活を共にする中では、ディスカッションや交流プログラムはもちろん、日常の些細なことも大きな気付きになり、多くを考え、力をつけていくことにつながります。さらに、それぞれの夢に向かって行動し続ける参加青年とのつながりは、私の原動力です。

高梨 真衣(平成26年度)


次世代グローバルリーダー事業「シップ・フォー・ワールド・ユース・リーダーズ」

本事業の魅力は海外青年と国や人種を越えた絆を育む過程にあります。真正面からぶつかり想いを語ることでお互いを認め、尊重し合うことの大切さを学びました。

船上生活や海外の寄港地活動では、常に新しい文化や価値観に触れ、驚きの連続です。その中で自分らしさを発揮し、心から信頼できる仲間に出会えたことは一生の財産です。

山本 万優(平成27年度)

世界中の若いリーダーが集まるこの事業で、ユースの持つパワーや可能性を感じ、行動を起こせるようになりました。

私自身、事業後、第 3 回国連防災会議で岩手寄港地活動の成果を発表し、現在は国連関係のユース会議に向けて準備中です。 自分を、そして世界を変える一歩を踏み出しませんか?

和田 恵(平成26年度)


地域課題対応人材育成事業「地域コアリーダープログラム」

訪問国のことだけでなく、日本の障害者分野についての理解を深める機会となりました。職場以外で自分の専門分野についてこんなに熱く語り合える仲間に出会えたことも何よりの財産です。

また、高齢・障害者・青少年の3分野の横のつながりや既参加青年との縦のつながりを持つことができ、分野や年度を越えての今後の活動も楽しみです。

森 裕紀子(平成28年度 障害者分野)


このメンバー以外にも、内閣府青年国際交流事業への参加をきっかけにして、新しい価値観と多くの友人を得ながら、自身の将来や生き方に大きな影響を受けた参加青年が多くいます。

日本青年国際交流機構では、既参加青年が事業で得た経験や体験談、事後活動に取り組む姿を様々な角度から紹介するウェブサイトを公開していますので、参考にしてください。

事業既参加者の声はこちら(IYEOウェブサイト VOICE100)