日本青年国際交流機構
     




「国際青年育成交流事業」は1993年の皇太子殿下の御成婚を記念して1994年に開始した事業で、バルト 三国や中南米及びアジア諸国などに日本青年を派遣し、訪問国では現地青年との社会事情に関するディス カッション、企業等施設訪問及びホームステイを行います。

また帰国後は、日本に招へいされた外国青年と 一堂に会して国際青年交流会議に参加し、三日間にわたる外国青年とのディスカッションを通じてプレゼン テーション能力やコミュニケーション能力を高めます。(18日間)





 「日本・中国青年親善交流事業」は、1978年の日中平和友好条約の締結を記念し、1979年から開始され た事業で、日本・中国両国政府が共同で実施しています。

 日本と中国の青年が相互に相手国を訪問し、文化紹介やホームステイを通した交流とともに、ビジネス環 境・就職・ボランティアの状況などについて、両国の共通点や相違点などを掘り下げて考える機会ともなる大 学生との意見交換、グローバルに飛躍をとげる中国の先進企業を訪問、起業をめぐるビジネス制度等に関連 する施設の訪問等を行います。(12日間)





 「日本・韓国青年親善交流事業」は、1984年の日韓両国首脳会談における共同声明の趣旨及び1985年の 日韓国交正常化20周年を踏まえ、両国政府の共同事業として1987年から友好の象徴として実施している事業 です。  

文化紹介やホームステイを通じた交流、地球環境、文化、教育、社会福祉等の各種施設、先進企業の訪問 やディスカッション等を行います。

これらを通じて、日韓関係の将来に向けたありようについて踏み込んで考 え、どのような領域で青年たちが貢献できるのかを考えてゆく機会ともなります。 また日本に招へいした韓国青年と日本青年との合宿文化交流会等を行っています。(15日間)





「東南アジア青年の船」事業は、1974年のインドネシア、マレーシア、フィリピン、シンガポール、タイ各国(当 時のASEAN5か国)との首脳会談による共同声明に基づき、ASEAN と日本による青年国際交流の共同事業と して発足したものです。

1995年からブルネイ、1996年からベトナム、1998年からラオス、ミャンマー、2000年か らカンボジアが参加し、これらASEAN 各国の協力のもとで、日本政府が実施しています。  

ASEAN10か国の青年と船内等で共同生活をしながら、ディスカッションや文化交流を行います。  

東南アジア各国から選びぬかれた青年とのネットワークを構築するとともに、アジア地域の未来を担う人 材の育成を図ります。(約40日間)





 1967年度開始の「明治百年事業」にルーツがある事業で、国際化や多様化の進展する各分野でリーダー シップを発揮して、社会貢献を行うことができる青年を育成することを目的に実施しています。  

毎年異なる世界10か国から集まった外国青年と、約1週間の陸上研修と約1か月の船上研修(訪問国活動を 含む)に参加し、共同生活をしながら、ディスカッションや文化交流を行います。  

プロジェクトマネジメントや異文化対応を、理論・実践の両面で強化することに重点をおいた事業です。(約 30日間)  

2018年度は「明治150年記念事業」として実施する予定です。





 多様な個人が能力を発揮しつつ、自立して共に社会に参加し支え合う「共生社会」を地域において築いて いくためには、住民や非営利団体、行政機関等による取組の充実が必要不可欠です。

 各地域で高齢者、障害者、青少年関連の課題解決に向けた取組に携わる日本青年を、先進事例のある海外 に派遣する、3分野に特化した社会活動経験者向けの事業です。

各国で同じ分野で働く同世代の若者との交 流や政府機関・関連団体及び施設の訪問や意見交換等を通じて、人的ネットワークを形成し、社会課題解決 能力を高めます。

訪問国では、同様の課題解決に取り組む専門家との交流を促し、組織の運営、関係機関との連携、人的 ネットワーク形成に必要な実務的能力の向上を目指します。(10日間)  

招へいプログラムにおいては、NPO運営に関する能力の向上を図るべくNPOマネジメントフォーラムを開催 しています。